防錆油 スーパーコートRSは水置換性と防錆性の高次元の両立で手直し工程を大幅に削減します。

現場のお悩み

生産性やコストの観点で洗浄工程を入れることができず、やむを得ず防錆油で水を洗い流しそのまま防錆する現場が多く見受けられます。しかしその場合、錆の発生や粘着物質の付着、白残りのような外観不良が多発。多大な手直し工程が必要となってしまいます。また、洗浄と防錆それぞれに適した油を使用する場合は、工程もコストも増え、負担が大きくなります。

水置換性と防錆性、どちらも高い性能を有するオイルを開発

新しい水置換防錆添加剤の採用 → 緻密な表面吸着コントロール

トレードオフの関係にあった水置換性と防錆性を、高次元で両立させることに成功しました。それぞれの添加剤の間で吸着競合が起き、反応、失活していた部分を、高度な添加剤調合技術により改善。素早く水置換が行われた後、最終的に造膜剤とともに強い防錆皮膜を形成します。

製品特長1「水置換性と防錆性の両立が、手直し工程を大幅軽減!」

水置換性は従来の水置換型洗浄油と同等、防錆性は従来の防錆油と同等の性能を有します。従来の水置換型防錆油の場合、防錆性が低いため製品に錆が発生しやすくなり、手直し工程が増え、生産性が低下します。水置換性も防錆性も高いスーパーコートRSなら仕上がり品質が安定するため、手直し工程を削減できます。

製品特長2「臭い低減、高引火点への引き上げなどで、労務環境が工場!」

防錆油特有の甘ったるい臭いを低減。加えて、低粘着のため製造ラインや製品のべたつきを抑えることができます。また、オイルの危険物区分を第3石油に引き上げたことで、火災リスクの低減はもちろん、消防法の定めによる指定数量が増えるなど、全体として労務環境が向上します。脱バリウム系添加剤を使用し、環境配慮も同時に実現しています。

製品特長3「水分離性が高いため、廃・給油量を抑えてコストカット!」

水系加工後の防錆では、水系加工液などの水分がタンクに入り込みます。このとき防錆油の水分離性が低いと、水分が防錆油と混ざって乳化した状態に。このまま水をドレインアウトしようとすると余分な防錆油も捨てることとなり、使用量が増えてしまいます。水分離性が高いスーパーコートRSなら、分離した水のみを廃棄することが可能であるため、廃・給油量を削減できます。上記手直し工程の削減とともに、コスト面でも大きく貢献します。

スーパーコートRSの代表性状